そこへバブル崩壊の波が
私が入社したのは、バブルが後退しはじめた時期でした。世の中では、不動産や株式投資に大量の資金が流れ込んでいました。
ところが1990年に入ると、不動産融資の総量規制や株価の暴落でバブル経済が弾けます。私が営業をしていた技術者派遣の会社も、取引先の半数以上から契約解除を申し出られ、財務内容は急激に悪化していきました。
その結果、当時6,000人いた従業員の3割超をリストラすることになり、そのリストラ要員に、なんと私も含まれていたのです。
「まさか私がリストラ!?」
社会人になってまだ4年。リストラの前兆にはまったく気づいていませんでした。突然、上司から整理解雇の話をされたときは、「まさか私がリストラに?」と、どこかの予備校のフレーズのような思いが頭をよぎったのを覚えています。